今年は新型コロナウィルス感染予防のため、日本三大祭り・京の三大祭のひとつ、祇園祭の様々な行事が残念ながら中止となってしまいました。
この祇園祭、実は今から1100年以上前に始まった祇園御霊会(当時の疫病退散を願い行われた祭りのようなもの)が始まりとされています。そうなんです!まさに「疫病を鎮めるための祭り」なんですね。
当時のように祈るだけではなかなか収束しない現代の疫病。しかし!主要な行事が出来ない=祇園祭の一切が無しではありません!人々の疫病退散・無病息災の想いが込められたもの。それが祇園祭の大切なもののひとつ、粽(ちまき)です。
上の写真の粽は和菓子の「ちまき」の形をしていますが、「1年の厄除けのお守り」のため、笹の中には何も入っていません(°▽°)しかし、厄除けと金運開運(これはこの粽を扱っている山車=祇園祭でまちを巡行する車のようなものの一つ、に由来するお話から来ています)に抜群のお守りも一緒に添えられています。
更に!今年の粽には御朱印を押印したお札も一緒に頂きました。
受付の方から「早く元気な日々が戻ってきますように!」とお言葉も頂きました(^-^)疫病収束の先が見えず苦しい日々が続いていますが、今できることを!KCTPではこれからも「今の京都」をお届けしていきます!
語り手:かおる玉子