みなさん、こんにちは!目玉焼きは断然半熟卵派、かおる玉子です(^^)
ふと夕方に千本鳥居を歩いてみたいと思い、やってきました伏見稲荷大社。時刻は17:30を過ぎたところ。
本殿を通り過ぎ、稲荷山へ入って行く最初の大鳥居ゾーン。既に灯籠に明かりが灯っていましたが、まだ辺りは明るいです。
鳥居って俗世界と聖域を分ける境界で(これから神様のいる聖域に入るため)、一礼をしてからくぐりますよね?ということは「この大鳥居ゾーンに入ったらずっと一礼をし続けながら歩く必要があるのか?」としょうもないことを考えながら(そしてニヤけながら)歩いてしまいました。周りに誰もいなくて本当に良かったです( ̄∇ ̄)
そうこうしている内に千本鳥居前へ。鳥居が織りなす陰影とその隙間から入ってくる僅かな光のコントラスト、そして灯籠の柔らかな光が視線を誘導するアクセントに!
僕が期待していた、いやそれ以上のものがありました!今度は早朝、特に朝日が上っているときに来てみたいですね。
さて、稲荷山全体で1万基以上はあると言われている鳥居。なぜ、こんなにたくさんの鳥居があるかご存知ですか?実はこれらの鳥居たちは伏見稲荷大社で祈りを捧げた人がその想いをカタチとして、また願いがかなった際に感謝のしるしとして建てられたものが始まりと言われています。(現在はお願いをするときに先に鳥居を奉納する方が多いようです。)江戸時代にはすでに現在のようにたくさんの鳥居があったそうです。
ここでさっきの連続一礼事件(僕の妄想)を真剣に考えてみると、伏見稲荷大社にあるほとんどの鳥居は本来の意味である境界を示すものではないので、そのままくぐっていいことになりますよね?たぶん( ゚д゚)
ただ時間が経つにつれて(現在18:00)妖しい雰囲気を醸し出してきた鳥居ゾーンの前では、すでに背筋をピンと伸ばして歩く自分がいました。
今回のさんぽの一番の衝撃!!伏見稲荷大社の神の使いはキツネではなくネコ説!?
決定的証拠となる写真を撮ってしまいました。僕が近寄っても視線はこちらに向けたまま、全く逃げようとせず余裕の表情の神の使い:ネコさま。朝昼は双頭のキツネが、夕方はネコが見張り担当なのでしょうか?
別の鳥居ゾーンを歩いていると「にゃーにゃー」と声が響いてきて、「どこから?」と思ったらまさかの木の上?にいらっしゃいました、神の使い:ネコさま。もういろんなところにネコさま居すぎて、まさにネコパラダイス😺
稲荷山の中腹には大きな池までありました。谺ヶ池(こだまがいけ)といい、「池の畔で手を2回たたき、こだまが返ってくる方向と距離(速さ)でお願いが叶う方向と時期がわかる」そうです!
ちなみにその願いは、谺ヶ池前のこちらの熊鷹社で行います。普段おびただしい数のロウソクが手前で燃えさかり独特の雰囲気を醸し出すお社ですが、こんなひっそりとした感じに出会ったのは初めて。その雰囲気をお伝えしたいので画像ノー加工で紹介します。
元は農耕の神として祀られて、平安京ができる以前より伏見の地を見守り続けている伏見稲荷大社。時代の流れの中で様々なご利益があるとされていき、参詣者は現在まで絶えることがありません。あなたの願いを叶えに、神の使い:ネコさまに会いに(もちろんキツネさまにも)、足を運んでみてください( ´∀`)
KCTPより自転車で20分ほど。JRで伏見稲荷大社前まで一直線コースもありますが、3密避けて気持ちよく伏見エリア観光にはサイクリングがおススメです!
南側の大鳥居(表参道)から入ってすぐに右に駐輪場有り。
語り手:かおる玉子