行き先決めずに出かけたら意外な展開に、っていうのが自転車あるある。
ランチタイムの1時間、こんなかんじになりました。
京都駅サイクルターミナルから出発、西本願寺の南側を通過、七条通りから新千本通りへ突入すると、そこはいつの間にか京都市中央市場。
魚の匂いに誘われて「安くて美味しい食堂ないかなー」とさまよっていました。
鮮魚から青果エリアに変わり、みつからないので帰ろうかと七本松通りから七条通りに戻ったところで発見。
思わず二度見、ハムカツならぬ「鱧カツ」!
京都の夏の代表選手「鱧」が揚げられて挟まれた「ハモカツサンド」バージョンもあると知り、すかさず自転車を停めてテイクアウトをお願いしたのでした。オーダーを受けてから店内で揚げてくれます。待っている間、お店の中や周辺をチェックしてると、何やらゴムエプロンの渋い男性たちが道路を渡って店内へ入り、まかないごはんを食べているようす。
通りの向こうには鮮魚「山定」の看板。
お店の方に聞いてみるとやっぱり「山定」さんのお店で、2ヵ月ほど前にオープンされたばかりだそうです。
魚市場すぐそこの魚屋さんが選んだ鱧を使ったハモカツサンド、これはおいしいに決まってる!
前を通ると、店内は所せましと魚とお客さん。店頭にも朝焼いた鱧がたくさん並んでいました。
(その後リサーチしたところ、山定さんは料亭や星付の和食店などがご用達の確かな目利きの魚屋さんで、鱧カツサンドは期間限定でテイクアウトのみ。出会えてラッキー♪)
揚げたてハモカツサンドをカゴに載せ、さぁこのおいしそうなアツアツどこで食べよう~と自転車を走らせたのは「梅小路公園」
お、スターバックスが準備中。 VIVA SQUARE KYOTO(京都唯一の屋外スケートリンク)といい、さらににぎやかになりそうです。
そんな梅小路公園内の、自然をより身近に感じられる静かなスポットへ向かいます。
小鳥のさえずりと瑞々しい木々が心地よい緑のトンネル。
SLの通る線路沿い、水辺でひと時のリラックスタイム。
鱧カツサンドは「We Love タルタル」と看板にあったとおり、タルタルソースがたっぷりすぎるほどかかってて、淡泊ないつもの鱧の味とはひと味違うしっかり系。自転車で揺られてタルタルが乱れててスミマセン。
上品な鱧料理は見た目も涼しげでいいけど、たまにはカジュアルに。
今年初鱧、ごちそうさまでした!
新しいことを知り、いろいろ動いた感あるけど、たったの1時間。
やっぱり自転車って、時間を効率よく使える優れものです!