世間では、オリンピック絡みの女性蔑視発言が波紋を呼んでいるようですが、京都には女性を大切に守ってくれるお社があるんです!
河原町五条を南に行ったあたりにある市比賣神社は、古くから女性の守り神とされ、女人厄除けに絶大な御利益があると信仰を集めています。
京都駅サイクルターミナルからは、北東に2km、約10分で到着。
鳥居のようで鳥居でない入り口。なんと、5階建てマンションの1階が入口&授与所になっています。春めいてきたとはいえ、まだまだ寒いこの時期です。風除けのあるところで一服できるのは、ありがたいですね。
本殿にお祀りされているのは、市寸嶋比賣命(いちきしまひめのみこと)をはじめとする5柱の女神様。
平安京が産声をあげた翌年、795年に官営市場の守護社として創建されました。元は堀川七条にあったそうですが、現在の地に移されたのは、豊臣秀吉の時代。また、昭和2年に、日本で初めての公設市場として中央卸市場が開設された際、その構内に分社の「市姫神社」が創建されています。
こちらはカード塚。使い終わったカードに感謝してお納めします。そういえば、ポイントが溜まらないまま処分してしまうカードってありますよね。捨てるときの、後ろめたいような残念な気持ち、託せる場所があるとホッとします。
姫みくじが並ぶ天之真名井(あめのまない)はインスタ映えすると話題のスポット。
平安時代、皇室に子供が生まれると、産湯に使われたというご神水が、今もコンコンと湧いています。生後50日目には、餅を授かる儀式も行われ、それがお食い初めの始まりともいわれます。
絵馬を奉納し、ご神水を飲んで手を合わせると、1つだけ願いごとが叶うそう。
毎年3月3日には、お内裏様とお雛様、三人官女、五人囃子の装束に身を包んだ「ひと雛」が雛段に並ぶひいなまつりが催されますが、今年は中止にされるとのこと。
けれど、境内には女の子が絶えることなくお参りに来ていました。授与所には、珍しいカード型のお守りもあるので、次のスポットに行く前に立ち寄ってみてくださいね。
それでは、いつかリアル京都でお会いしましょう!
Eriko